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NY Colmun / NY コラム

NY生活の実体験〜グルメな話なんぞのどーでもいい独り言・・・

(注:文中の情報、店舗所在や詳細は古くなっている箇所もあります)

#5 - た目サイアクにして、味はサイコーのNY美食処
「見た目NYサイアクにして、味はNYサイコーの美食処」その名は、ピータールガー!

ZAGATでは毎年のようにステーキ部門で1位独走中の大人気の一世紀超えする老舗ステーキハウス、ピータールガーに行く。前々から一度行きたかったのであるが、ここは橋(ウィリアムバーグズブリッジ)を渡ったブルックリン地区(マンハッタン内ではない)にあるため、足が遠のいていた。それにすごいボリュームとあり、1〜2人の少人数では…と躊躇していたけれど、今回は知人合わせて5人で予約を入れ行くことになった。(予約なしではまず無理)

ブルックリンといっても、橋を渡ってすぐの場所。タクシーでもサブウェイでもすぐ。外観は古いヨーロッパのブラッセリーのような感じ。前はバースペースで、既にテーブル待ちのアメリカ人でごった返していた。注意しておきたいのは、ここはカード不可であるということ。平均コスト60ドルくらいと高めなわりに、ニコニコ現金払いの手堅い商売をしている。うっかり現金を用意せず来てしまい青くなりながら、近所のATMにダッシュするお客も少なくないとか・・・。

さて、ハイパーな地元客に混ざりながらバーでブルックリンラガー(地元ブルックリンのビール)一杯やっていると間もなくテーブルに案内された。時刻は10時だというのに店一杯の客が騒々しく飲み食いしている。なんだか居酒屋ちっくな喧騒だわ。我々が座ると、隣のアメリカンリーマングループが最高潮に盛り上がっていた。(この泥酔リーマングループの詳しい話は下のリンクからどーぞ)

メニューはいたってシンプルで、客以上にテンション高い初老のいかにもベテランウエイターがオーダーを取りに来た。(ここの給仕は皆男性、味も雰囲気の男気ありありでイナセです)我々テーブル担当のオヤジはビール樽のようなお腹に、今にもボタンがブチブチッと飛んできそうな、パツパツのホワイトシャツに赤の蝶ネクタイ、ギャルソンエプロン(格好はヨーロッパなんだが、サービスは思いっきりアメリカ)をかけ仁王立ちになり、簡単な説明をしながら皿やカトラリーを置くのではなく、”投げ渡し”ていく。

この店、とにかくサービスががさつで乱暴なんである!愛想も悪いわけじゃないが、GAPのような営業スマイルとご丁寧な対応は決して期待できない。マ、例えていうなら下町のもんじゃやお好み焼きの店にいる、歯に衣着せぬ物言いのババアのオヤジ版という感じかな。ちんたらしてると怒鳴られるようなってーの?

まず、最初に出てきたのは生のトマトと玉ねぎの特大輪切り。「これを料理でもするのかしらん?」と思っていたが、それをそのまま食べるらしい。え?こんなデカイ玉ねぎ、生じゃ辛いでしょーが…!いやいやぜんぜん辛くもなくて美味いんだな。特に店自慢のステーキソースをかけるとね。間もなくテーブルに有無も言わさず「真っ黒ケッケの塊」がドカン!と置かれた。どーやらコレがこの店自慢のTボーンステーキのようだ・・・。(日本のステーキを想像すると、とてもじゃないが「食い物」には見えない…)

驚いている我々を無視し、間髪入れず勝手に取り分けてくれるビール腹ウエイター。がさつなようでいるが、皿に傾斜をつけ、肉汁と脂を片方に溜め、それを肉にかけるなんて小技も利かすあたりはさすがマエストロ。とりあえず食してみる・・・ミディアムレアと注文したが、なんでも焼き過ぎる感のあるアメリカステーキの中、レアに近いくらいの非常にナイスな焼き具合である。今にも血が滴り出てきそうな完璧な赤身であるが、ドライエイジングされた上質の肉にはぬかりがなかった。

もう、メチャクチャに美味い!!

そしてこの上なくジューシーで柔らかい!(と言っても箸で切れる日本の腑抜けなのとは違う)
また、皿に溜まった肉汁と脂を付けるとさらにサイコー!私は普段日本では牛肉はほとんど口にしない。何故なら牛肉の脂がイヤだから、そして歯ごたえがないから(個人的には吉○家などなくなってくれても困らない)、特にあの目ン玉飛び出そうな高価でコレステロールの塊のような霜降り肉はtoo muchである。だもんで赤身オンリーのアメリカ肉を食べられる此処には是非来たかったんだな。

また必ず忘れて欲しくないのは、サイドディッシュのクリームドスピナッチ(ほうれん草をグチャグチャにすり潰して、バターなんぞとクリーム状に和えたもの)をオーダーすること。これがまた見た目悪いんだが、「なんじゃこりゃ〜!」という美味さです。ジャーマンポテトも、一見料理下手なネエちゃんが作ったんか?というような代物ですが、また美味い!あ、そうそう、ソルトが乗ったパンとバターがまた美味しいんですねー。くれぐれものっけからの食べ過ぎには注意です。後悔しても知りませんぜ。。。フフフ

そして最後はデザート。既にまわりのテーブルにサーブされた迫力のデザートを見ていた我々は、アップルパイとピーカンパイ、あとはコーヒーと控えめに注文する。量はまあまああるが、他のよくある脳天かち割れそうなほど甘くはなかったので良かった。だがビックリしたのは、これらにつけて食べろと置かれたドンブリてんこ盛りのホイップクリームである。

隣の泥酔リーマンが言ったように、まるで「アイスバーグ(氷山)」であった。しかし、ここまで見た目に反比例した美味さでくると、このクリームもしかりで、甘さ控えめで美味しい。パイにたっぷりとつけて食べるもよし、コーヒーにどっちゃり入れてウィンナーにするもよし。そのまま食してもよしである。ちなみにアイリッシュコーヒー(これオススメ!ただし結構リキュールはきつめ)を頼んだ義兄は、さっきのオウエイターに有無を言わさずデカイスプーンに山盛りの生クリームを突っ込まれていた。またあまりの満腹具合に尻込みしてオーダーはしなかったが、チョコレートと生クリームがしこたま入ったパフェも人気があるようで、他のテーブルでは多く頼んでいた。

ちゅーわけで、どれもハズレなしの満足度120%!これだけルックスの悪さと味の良さのギャップにはホント驚いたけどね。川を渡っても行く価値のある超オススメのレストランだと保証いたします。

<ご参考までに>
今回5人(内男性2女性3)で3人前のステーキ、サイドディッシュ3つ、デザート2つをオーダーしました。大食漢のメンバーだったので、もう一人前いけるか?と思いましたが、デザートまで行き着くには、これぐらいがベスかなト。4人組なら3人前はキツイかもしれません。あと、予約は必ず!

【LINK】-番外編-『泥酔アメリカリーマン怒涛の宴!?』

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